スカリーワグ・カスクストレングス【限定品】/ スカリーワグ / ティモラス ビースティ

ラベルに描かれたフォックステリア、ネズミが可愛いらしいこちらの3本。

↑上の写真、左から、

①「スカリーワグ カスクストレングス No.1」

②「スカリーワグ」

③「ティモラス ビースティ」


いずれもインディペンデントボトラー「ダグラスレイン社」に瓶詰されたブレンデッド・スコッチ・ウイスキーです。  "ダグラスレインのブレンデッドモルト" というと、アイラモルトのみを使った人気商品「ビッグ・ピート」が最初に思い浮かぶかもしれませんが、今回は、ラベルデザインが可愛いこの3本をご紹介します^^☆

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●①スカリーワグ カスクストレングス No.1【限定品】

 (SCALLYWAG CASK STRENGTH)

こちらは、「スカリーワグ」(②)の限定カスクバージョン☆ スパイス感が際立った、とりわけ複雑で力強いウイスキーで、全世界で1,000ケースのみの限定生産品です。


ダグラスレイン社のマネージングディレクターであるフレッド・レイン氏(愛犬はフォックステリア♪)によると、

『ラベルには、カスクバージョンを味わって、驚きのあまり目を大きく見開き、耳をピンと立たせて、片めがねも飛ばしてしまった(テリアの)姿を描きました。このウイスキーを口にすれば、きっと皆さんの舌も喜ぶことでしょう。滑らかでフルーティかつスパイシーな趣があり、大麦、モカコーヒー、バニラ、オレンジを想わせる見事な味わいは、人間もおねだりせずにはいられないはずです。』 とのこと。


定番商品のスカリーワグのラベルと見比べてみると、、、なるほど☆

↑ 耳がピン! メガネがピョン!  面白いですね^^。


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●②スカリーワグ 46度

こちらは「スカリーワグ」の定番商品^^。

​高い評価と安定した人気を誇る「ビッグピート」に続き、新たな一歩を踏み出したダグラスレイン社のブレンデッドモルト第2弾!マッカラン、モートラック、グレンロセスといった、シェリー樽熟成によって最大限の魅力を発揮する原酒を中心に、スペイサイドモルトだけをブレンドした非常に贅沢なウイスキーです。


"スカリーワグ"とは、

もともと子供や動物に対して"いたずらな"・"やんちゃな"という意味合いで使われる言葉ですが、ラベルのモデルにもなっている飼い犬のフォックステリアから着想を得て、テリアの代名詞ともいえるやんちゃで愛くるしい一面とこのブレンデッドモルトの味わいを重ね合わせ命名されました。


強烈なピート香でモルトファンの心を鷲づかみにした「ビッグ ピート」に対し、この「スカリーワグ」は、"スウィート(甘さ)" がキーワードになっており、愛くるしい犬の仕草などを表す際に使う"スウィート"という言葉と、本来の意味である"甘い"という言葉を重ねて、軽やかで、どこか気持ちを陽気にさせてくれる、上質な甘みが特徴ののモルトに仕上がっています。


甘いスパイスの香りと繊細なバニラ香、甘いフルーツのコンポート、ナツメグやシナモンをまぶしたダークチョコの風味が何層にも重なる味わい。そして、甘いタバコ、ココア、フルーツケーキを伴ったオレンジの皮の風味が広がる。

色合いは、質の高いスパニッシュシェリーバットによる熟成の影響で、しっかりと濃く深みのある色をしています。

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●③ティモラス ビースティ 46.8度

強烈なピート香が特徴的な「ビッグ ピート」、甘さをテーマにした「スカリーワグ」に続く、ハイランドモルトをブレンドしたアイテム、「ティモラス ビースティ(かよわきケモノ)」。

またもや、モルトファンの好奇心をくすぐる名前が付けられました^^。


スコットランドの国民的詩人・作家"ロバートバーンズ"の作品「二十日鼠へ」に登場する小さくて臆病な野鼠からのネーミングですが、中身はブレア アソール、ダルモア、グレンゴイン、グレンギリーなどを中心としたブレンデッドになっており、しっかりと自己主張をした素晴らしい味わいに仕上がっています。


フローラルで軽やかな麦芽や、スパイシーなハチミツ漬けを感じさるような、あふれるような甘い香り、味わいはスパイシーで複雑に展開し、柔らかい砂糖の甘みを楽しめます。


※"ロバートバーンズ"は、日本での知名度は低いですが、

『♪蛍の光』 の原詩『オールド・ラング・サイン』の作詞者、と言えば親近感が沸くかもしれませんね。詩人としての魅力だけでなく、伝統と誇りのあるスコッッチを心から愛し、ウイスキーにまつわる多くの詩を残しました。

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※[ダグラスレイン社]

1948年にグラスゴーで設立されたボトラー。その前身となった会社は、アメリカを主な取引先とする海運業者で、その歴史は1800年代の後半にまで遡ることができます。当時はブレンデッド・ウイスキーの需要が爆発的に高まっており、スコッチウイスキーの輸出業に進出。その時のストックを原点として、ダグラスレイン社の歴史が始まっています。


1998年~:シングルモルトのインディペンデントボトラーとして、オールドモルトカスク(OMC)シリーズを展開し、アルコール度数を50%に調整した無添加・無着色・ノンチルフィルターの多彩な蒸留所のモルトをボトリング。


2013年:(創業者であり父親のダグラス・レインの亡き後)ダグラスレイン社を支えてきた二人の兄弟は、それぞれの後継者のために会社を分けました。

兄のスチュワート・レイン氏は新しく「ハンターレイン社」を立ち上げ、弟のフレッド・レイン氏が”ダグラスレイン”という会社名を引き継ぎ、現在では娘のキャラ・レイン氏と共に同社を盛り立てています。


◎上記の2社が手掛けるシリーズ

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⇒(新)ダグラスレイン社

 ・最高峰シリーズ「エグゼクティブ・デシジョン」、

 ・今回ご紹介した3本を含む「リマーカブルリージョナルモルトシリーズ」、

 「オールド・パティキュラー」、「エクストラオールドパティキュラー」、

 「シングルマインデッド」、コストパフォーマンスの高い「プロヴェナンス」、セラミックデキャンタ入りの「プレミエバレル」等


⇒ハンターレイン社 

 ・(旧)ダグラスレイン社から引き継いだ「オールド・モルト・カスク(OMC)」、現在日本に輸入されているボトラーズ・ブランドの中の最高峰「オールド&レア・プラチナム」 

 ・レイン家三代目にあたるアンドリュー・レイン氏のオリジナルブランド「ファースト・エディションズ」等

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(新)ダグラスレイン社は、

「アイコンズ・オブ・ウイスキー(IOW)2016」において、「ブランドイノベーター・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。("ウイスキーマガジン"を発行している英国パラグラフ・パブリッシング社が毎年開催する世界的なコンテストで、「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」がウイスキーそのものを評価するのに対し、IOWは世界のウイスキー業界に著しい貢献を果たしたメーカー、蒸溜所、人物、小売店などを表彰する)


現在も、同社はスコットランド各地から厳選した極めて希少な最高品質のウイスキーを発売しており、ひと目でそれとわかるラベルやパッケージデザインでブランドの革新性を示しながら、着色や冷却濾過を一切おこなわず、高いアルコール度数でボトリング。個性的なサブブランドを展開して「個性、魅力、最高品質」の揃ったウイスキーを提供し続けています。

IVY oldbar⇒移転[MALT BAR 魔の巣]

※移転し、{MALT BAR 魔の巣}歌舞伎町にて営業中です。

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