トーモア 30年 1984 カスクストレングス ケイデンヘッド(黒ケイデン)
ロングジョンやバランタインなどの原酒として使用されている「トーモア」。
こちらは、貴重な長期熟成の「トーモア」のボトラーズもの(ケイデンヘッド)です。55.8度
香り:やわらかい赤い果実、ジンジャー、スパイス、アニスシード。
味:トフィー、スパイス、ジンジャー、ハニーコーム、熟した洋梨、シトラス。
(TORMORE 30Y CADENHEAD'S)
※[トーモア蒸留所]
1958創設(翌年生産開始)、スペイサイドで20世紀になって初めて建設された比較的若い蒸溜所。"トーモア"とはゲール語で"大きな丘陵"を意味しており、スペイサイド、スペイ川を見下ろすクロムデール丘陵の高台に位置します。その建物の建築デザインは、著名な建築家アルバート・リチャードソン氏によるもので、ウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏は「すべてのウイスキー蒸溜所のなかで、建築学的に最もエレガントな蒸溜所」と高く評価しています。
味わいは、スペイサイドモルトの特徴でもある華やかな甘みとバランスを保ちながら、程よい熟成香も備えております。独自のモルトもリリースしていますが、数は多くなく、ほとんどが「ロングジョン」「バランタイン」等に用いられるため、シングルモルトとしては比較的マイナーな蒸留所というイメージの人が多いかもしれません。
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※[ウィリアム・ケイデンヘッド社]
スコットランド第3の都市アバディーンにワインとウイスキーのエージェントとして、1842年に創業したスコットランド最古のインディペンデント・ボトラー(独立系瓶詰業者)です。
100年以上に渡り、創業者家の元で経営されていましたが、1972年、スプリングバンク蒸溜所を所有するJ&Aミッチェル社に経営が引き継がれ現在に至ります。 チルフィルター(冷却ろ過)とカラーリングを決して行わず、自然な状態でボトリングすることをポリシーとし、170年の歴史が積み上げた蒸溜所とのコネクションと磨かれた目利きによる品質の高さは他の追随を許しません。
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