グレンドロナック 15年 シェリーカスク (旧ボトル)
「マッカラン」「グレンファークラス」と並び、"シェリー樽熟成のスコッチ・シングルモルトウイスキー"を代表する銘柄のひとつ「グレンドロナック」の、100%シェリー樽熟成・15年物になります。
なお、「グレンドロナック15年」は、「リバイバル」という名前の緑のラベルのものが現行ボトルとなり、↓ こちらは1990~2000年代前半の流通品で終売となった"旧ボトル"です。
深いコクと、フルーティで、シェリー樽熟成に由来する甘味が感じられる非常にリッチな味わい。ときにブランデーのような味わいの印象も受けます。非常に口当たりが良いので、普段ウイスキーを召し上がらない方や、女性など、幅広い方々に飲みやすい味わいになっています。40度 (THE GLENDRONACH 15Y SHERRY CASKS)
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※[ザ・グレンドロナック蒸留所]
1826年創立、東ハイランドの小さな町ハントリーの郊外に位置します。ハントリーからバスで20分ほどのフォーグという村にあり、麦畑が広がるフォーグの小さな清流をまたいで、石造りの蒸溜所が立っています。小川はピートと苔に覆われた地下から湧き出しており、それらの地層を潜り抜けてきた水は、仕込み水:マザーウォーターとしてウイスキー造りに欠かせないものです。
その小川の名前は「ドロナック川」。ゲール語で「黒いちご」を意味するこの名にちなんで、蒸溜所は「ザ・グレンドロナック」と呼ばれてきました。("グレン"は"谷"、"ドロナック"は"黒いちご")
また、グレンドロナック蒸留所は背の高い木々に囲まれており、そこに群生しているミヤマガラスは「幸運を呼ぶ鳥」として親しまれ、"カラスがとどまる限り、この蒸溜所は幸運に恵まれる"との言い伝えがあるそうです。
この蒸留所の特質すべきは、1996年まではフロアモルティングを行い、石炭の直火焚きを最後まで行なっていたことなど創業当時の生産方法を守っていた事。大部分は「ティーチャーズ」や「バランタイン」などのブレンドに使用されてきました。
オーナーが次々と変わり、火災による焼失や買収など、その経営は順風満帆とは言えず、蒸留所が閉鎖していた期間すらありましたが、それらの苦難を乗り越え、2008年にベンリアック社がペルノリカール社が買収し、現在に至っています。
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