グレンスコシア ビクトリア―ナ
スコットランド・キャンベルタウンに残る数少ない蒸留所のひとつ「グレンスコシア」。
数年前、蒸留所のオーナーの変更による新生グレンスコシア蒸留所が始動し、新たなラインナップ3種類(ダブルカスク/15年/ビクトリアーナ)がリリースされました。
中でも価格的にハイグレードに位置づけられる↓こちらの「グレンスコシア ビクトリア―ナ」は、マスター・ブレンダーが特別に選んだそれぞれ特徴を持った樽の原酒を組み合わせ、強く焦がした(チャ―した)樽でフィニッシュ、カスクストレングスにてボトリングされた、樽の抽出物を前面に出していこうという意欲作。
香りは、オーク樽がはっきりと現れ、焦がした砂糖、フルーティー、ダーク・ベリー、柑橘類を感じるエレガントな印象。ねっとりした口当たりと甘く凝縮された味わいは、クロスグリのジャムを想わせる果実感があります。51.5度 (GLEN SCOTIA VICTORIANA)
[グレンスコシア蒸留所]
1832年、キャンベルタウン※に設立。180年以上の歴史のなかで休止と再稼動を繰り返してきた経緯を持つ蒸留所。一時期は生産体制も不安定で過小評価されることが多かったようですが、2014年に個人の持株会社 の1つであるエリスポネント社が買収し、同社が親会社でロッホローモンドグループ社が運営する蒸溜所となり、現在は、近代化改修を完了し、世界市場への進出、キャンベルタウンウィスキーとしての再興へ向けた進化を進めています。「グレンスコシア」は、ほのかな潮の香りと、個性的でややクセがある風味、オイリーで素朴な酒質が持ち味のシングルモルトです。
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※キャンベルタウン(Campbeltown)と蒸留所
スコットランドの"キャンベルタウン" は、ハイランド、スペイサイド、アイラ、アイランズに比べると、小さな土地ですが スコッチを語る上では欠かせないエリアで、かつては、スコッチウイスキー産業の中心地でした。最盛期の19世紀後半~20世紀初頭?は30を超える蒸留所がひしめいていましたが、1930年代には3つにまで激減し、第二次世界大戦後まで生き残ったのは、スプリングバンクとグレン・スコシアの2つだけ。衰退した理由のひとつは、一大マーケットであったアメリカで禁酒法が施行されたことだといわれています。
その後、2004年にかつてのグレンガイル蒸留所(1925年に閉鎖)が復活し、現在は3つの蒸留所が操業しています。
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